きれいに髪の毛を伸ばしたい!と誰もが一度は思うと思います。
どうやったら、きれいに髪の毛を伸ばせるのか、そのために、「どうして髪の毛は傷んでしまうのか」を説明していきたいと思います。
まずは、髪の毛に負担がかかる要因を挙げてみましょう。
頭は、常に体の中で一番太陽に近い個所で、肌が受ける紫外線の3~5倍の紫外線量を受けます。
そのため→
髪の毛の水分量が減りパサつく
紫外線はメラニン色素を分解するので髪の毛が赤茶色になる。
カラーの色落ちが早くなる。
髪の毛の老化の進行が早くなる(細毛、抜け毛の原因)
女性は顔や肌には日焼け止めを塗りますが、なかなか頭皮の日焼けに関しては意識が少し薄いと思います。顔と頭皮は一枚の皮でつながっていて、言わば頭皮も顔です。
顔が紫外線をあびて老化現象が早まるように、頭皮も紫外線をあびると老化現象が早まります。髪の毛に栄養を送ったり、もととなる毛母細胞がダメージを受け抜け毛、薄毛の原因にもなります。
※16/12/8追記 【髪の毛が傷む原因は紫外線にある?】
髪の毛はタンパク質でできています。
卵も同じタンパク質ですね(種類は違うらしいですが)。フライパンで熱を加えると、硬くなります。
そのように、タンパク質は熱によって変化する性質があります。
簡単に言うと、熱に弱いのです。
なので、髪をいたわりたいのであれば、毎日のアイロンやコテを控えましょう。
乾いているのに必要以上ドライヤーをし続けるのはやめましょう。
アイロンも低温でずーっと髪の毛にあてるよりかは、少し高めの温度で形をつけてすぐに離しましょう。
アイロン、コテをどうしても毎日使いたい方は、必ず流すタイプのトリートメントと流さないタイプのトリートメント両方を使うことをお勧めします。
とはいえ、ヘアスタイルはやはりキレイに見せたいものです。コテやドライヤーと上手に付き合って、大事にケアをしていきましょう。
※16/12/8追記 【毎日ヘアアイロンをしても平気?】
ブリーチとは髪の毛の色を抜く脱色剤です。ブリーチなどの脱色、脱染剤などは強いアルカリ性でできています。なので、髪の毛の色を抜くだけではなく、髪の毛の中にある栄養分も一緒に溶けてしまいます。
そのため髪の毛がスカスカになり傷んでしまいます。
ですので、サロンカラーではなるべくアルカリが弱めに作られているものが多く、髪への負担も最小限になるように考えられています。
髪を染めたり明るくしたい場合は、必ずサロンで施術することをオススメします。
物理的、というと難しく聞こえますが、簡単にいうと、こすれたり引っ張ったり、ということです。
日常の中で起こるのは、たとえばこんなシーン
・髪の毛を乾かさない
たまに、ドライヤーをすると髪の毛って痛みますよね?と聞かれることがあるのですが、それは、間違いです。濡れたまま寝たりするほうが髪の毛は傷みます。濡れた髪の毛は、水分を含んで膨張し、うろこ状になっているキューティクル(髪の毛を守る役割をはたしています)がはがれやすい、とてもデリケートな状態になっています。
そのまま寝たりすると、枕との摩擦でうろこ(キューティクル)がはがれたり裂けたりして、枝毛ができたりバサバサになったりします。
頭皮も半乾きだと雑菌が繁殖しやすくにおいの原因にもなります。
※もちろん、ドライヤーのやりすぎはNGです。
・シャンプーの仕方が悪い
シャンプー中、洗った気がしないからといって必要以上にゴシゴシ洗ってはいませんか?
先ほどお伝えした通り、髪の毛は濡れていると髪の毛が膨張しキューティクルがはがれやすい状態になっています。
ちょっとした摩擦でキューティクルがはがれるので優しく洗いましょう。
・タオルで・・・
タオルで拭くとき。ここでもガシガシこするように髪の毛を拭くのはさけましょう。
基本的には頭皮を拭くようにし、髪の毛はたたくように水分をとるのが良いと思います。
・逆毛、ひっつめる
これは職業柄で髪をあげたりしなければならない方に多いので、避けることが難しい場合が多いのですが、やはり逆毛を立てたり毎日強く引っ張っり続けているとこれもまたキューティクルがはがれてしまいます。
・ハード系スプレー、ムース
最近は減ってきましたが、がちがちに固めてしまうスプレーなども、固まった髪の毛がほつれてしまうときに、キューティクルも一緒にはがれてしまいます。スプレーなどに含まれるアルコール溶剤自体も負担をかけてしまいますので、なるべく使用は避けた方が無難といえます。
色々と上げていくと何もできなくなってしまう勢いではありますが、ロングなのにキューティクルがめくれあがっているロングだとせっかくのロングヘアも台無しです。様々な工夫やアイテムを利用して美髪を目指していきましょう!
ケアの仕方についてはこちらもあわせてご覧ください。
【お店でするトリートメントと家でするトリートメントの違いは?】