シャンプーブラシを使うメリットとして、簡単に頭皮の血流を流すことが出来て、ツボを刺激することが出来ます。頭にはたくさんのツボがあるのでツボを刺激することにより、血行促進につながります。
【正しいシャンプーの洗い方とは?】という項目でも書いた通り、シャンプーは髪の毛を洗うというより、頭皮をきれいにすることが大きな目的です。
シャンプーブラシの先端が頭皮にあたり、毛穴をきれいにしてくれるので、指だけでは洗いにくい細かなところまで洗えます。
実は、新人美容師のシャンプー練習でも「 指が頭皮まで届いていない! 」 と、指摘されます。しっかりと洗っているつもりでも、頭皮と指の間に髪の毛が入って邪魔をするので、髪の毛をかき分けて頭皮まで指を通して洗うのは難しいのです。
結果、シャンプーブラシで洗うと指で洗った時よりも、スッキリ感が得られると思います。
爪が長く頭皮を洗いづらい方でも、爪も頭皮も傷めず洗うことが出来ます。
こうしてみるとメリットばかりな気もするのですが、実際に使ってみると抜け毛を予防するはずが、「 すごく抜けた! 」などの声があるのも事実です。
なにが原因でそうなってしまったのかというと、、力加減が原因だと思います。
強く押すと気持ちよくて、ついグイグイ力強く洗ってしまいがちですが、あまり力をいれてこすったり、押し過ぎたりすると頭皮を傷めてしまう原因になります。
何事も程度が大事ですので、程よい力加減で洗ってあげましょう。頭皮の汚れはもちろん落としてあげた方がいいのですが、力の入れすぎは意味もなく、傷めるだけとなります。
それに、力を入れすぎていると、シャンプーブラシに髪の毛が絡まって抜けてしまうこともありますので、ブラシで洗う場合は大きくブラシを動かすのではなく小刻みに動かして洗いましょう。
一気にすべての箇所を洗おうとせず、頭頂部、側頭部、後頭部など部分で分けてあらってあげると良いと思います。
それと、ブラシにカビが生えやすいという声も多くいただきます。
お風呂場に置きっぱなしにしてしまうと、高い湿度と温度で菌が繁殖しますので、毎回しっかり水気を切って、お風呂場ではなく換気の良い場所に保管して使う時に持っていくようにしましょう。
カビがついたまま頭皮を洗ってしまうと不衛生なので、気を付けましょう。
正しい使い方をするととても良いアイテムなので上手につかって健やかな頭皮を保ちましょう。