Q.美容室で話しかけられるのがいや

無理に会話をする必要はありません

お客様に快適に過ごしていただくのが大前提ですので、無理におしゃべりをすることはもちろんありません。

 

ただ、一般的に「美容室で話しかけらたくない」と感じるのは、「一音も発したくない」というわけではなく、「興味もない世間話や雑談はしたくない」や「個人的な事までなんで聞いてくるの」ということだと思います。

 

美容師はお客様の情報を必要としています

美容師はヘアスタイルを決めるために、ご要望や普段のお手入れ方法、好みの傾向などはお伺いしなければならないので、必要最低限の言葉のやりとりを必要としています。

それは、会話というよりはカウンセリングです。飲食店であれば何を食べたいのか注文を伺うようなものです。ただし食べ物とは違い、提供するのがヘアスタイルという一人ひとりに合わせなければならない、オーダーメイドな商品であるため、細かい質問になってしまいます。

 

付け加えて、美容師はお客様の服装やたたずまい・雰囲気などからも察知するように心がけていますが、そのように美容師側からの一方的な印象のみでは齟齬が生じることもありますので、スタイルについて言葉で表現したり、鏡や写真などを見ながら具体的なポイントの確認をさせて頂いたり、普段の過ごし方から気を付けなければならない事を確認するための質問したりして、ヘアスタイルに反映させています。

 

雑談に応える必要はない

あきらかにスタイルとは関係なさそうな事柄や、施術者が入れ替わり立ち代わりになって、何度も同じような意味のない話をされてはうんざりされるのは当然ですね。そういった場合は「寝たいから」「疲れてるから」「雑誌読みたいから」など、ズバッとさえぎっても大丈夫です。美容室の方針によってはそれでも話かけてくる場合もありますが、基本的にはお客様にお思い思いのリラックスできる時間を出来うる限りに提供するのも私たちの仕事です。

 

 

美容室によっては、お決まりの質問事項については、事前のカウンセリングシートに記入してもらうなどして、質問を簡略化できるようにしたり、またはそのものずばり会話量に対する要望もこの時点で聞いたりもしています。( 例えば「 ご来店中は静かに過ごしたい、雑誌を読んでいたい 」など。

 

無駄な会話をする必要はありませんが、2度3度と担当させて頂くうちに自然な会話の中でお客様との信頼関係が深まり、よりお客様に沿ったスタイルをご提案できることもありますので、不快でなければ言葉のやりとりもお楽しみいただければと思います。

 

 

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