Q.有名人の写真をもっていくのは恥ずかしい?

「なりたい」と思うこと

「あなたにはムリですよ」 なんて思われるのか。はっきり言って、そんなことは全くありません。

 

「こんな風にしたい」 というイメージを、お客様とスタイリストが目で見てしっかり共有できるので、とても有効な手段です。

ヘアカタログや雑誌などより、日常的にテレビや広告で目に入ってくるスタイルを見て、 「あんな風にしてみようかな」 と思うのはとても自然なことです。髪を切りたいと思ってからスタイルを探すよりも、より自然な欲求ではないでしょうか。

 

 

実際のスタイル提案

写真と実際、被写体と自分。輪郭や髪質、色やスタイリングなどで見える印象は異なってきますが、大体のイメージが分かっていると美容師もカウンセリングがしやすくなります。

 

もちろん、写真で見たものをお客様の髪で作っていくので、 ”全く同じ” というのは難しいですし、髪質や普段のスタイリング方法、生活環境によってはあまり向いていないスタイルということもありますので、ほかのスタイルをおすすめされることもあるかもしれません。

その場合でも、「なりたいイメージ」を提示していただいているので、そこからの派生としてご提案をすることができます。

 

また、丸ごと一人のモデルさんのスタイル(色も長さも前髪なども)でなくても、例えば「前髪はこんな風にしたい」「襟足はこれくらいに」「パーマの強さはこのひとくらい」など、パーツごとに希望を言っていただくのでも問題ありません。全体の組み合わせとしてスタイリストが相談のうえで、デザインに取り込んでくれると思います。

 

「なりたい」だけではなく「なりたくない」でも

そもそも、ヘアカタログや写真になっているものは、その一瞬を切り取っているので、当然ベストな状態でスタイリングされています。しかし実際の生活では動けば崩れたり、風で流れたり、手櫛が入ったりしますよね。そうなったときもおかしくなくまとまっていて、直すことが出来るスタイルが求められます。

たとえば、長めの前髪なら写真ではきれいに流れているけれど、実生活では下を向くたびにばさばさ落ちてきて、おそらく鬱陶しかったりします。。。そうした場合だといっそ耳にかけられる長さかもしくはもうすこし短くしてしまうかなどを提案していくことになります。

 

ですので、普段から思っている自分がなりたい大体のイメージや 逆に、「これだけはいや」 というのを伝えて頂くだけでもとても大事な要素になります。

 

そこで役に立つのが憧れの有名人を伝えていただくことです。芸能人などはやはりメディア露出が多い分、その人その人で 「私をこう見せたい」 というイメージ戦略を持っています。だからこそ、イメージを共有しやすいというメリットがあります。

 

 言葉だけで重めや軽め、明るめや暗めなどと表現するとお客様とスタイリストで 「ずれ」 が生じることもありますので、写真などをみて 「これくらい」 というのを確認できるのは安心ですね。

 

わがままOK

それから、なんとなく「髪型かえたいなあ」と思ってサロンにご来店いただいて、ヘアカタログなど見てみてもなかなか「これ」というのは見つからない場合が多いように感じますが、もちろんイメージが漠然としている状態でご来店いただいても、スタイリストとしっかりと相談と素敵なプランを提案してくれるとおもいますので、そんな場合はぜひ、好き嫌いわがままを遠慮なく伝えてみてください。

 

 

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