・湿気
お察しの通り、「 湿気 」です。髪の毛は水分によって状態が変化します。たとえば、寝癖がついた髪の毛をリセットしようとすると濡らしますよね。
細かく説明すると、髪の毛がその形を保つのには、いくつかの要因があり、その一つが水素結合とよばれるもの。その水素結合は濡れると離れて、乾くとまたつながります。なので、湿ったまま寝たとすると、布団や枕で変な形になったまま乾いて、朝起きた時にはそのままの寝癖がつきます。なので、濡らすことで元通りにしているのです。
逆にいうと、元々広がるクセのある髪の毛をブローしてまっすぐにしていても、湿気=水分を吸収すると、リセットされて広がってしまうのです。
・ダメージによる影響
その他にも、髪の毛が傷んでいると特に広がりやすくなります。傷んでいる髪の毛は、髪の毛を守るべきキューティクルがはがれて薄くなっています。そこから湿気が加わりやすくなり、うねりが出てきます。
・髪質の性質差
そして梅雨時期は髪の毛もパサついて見えますが、これは、キューティクルの剥がれのみならず、髪の毛1本の中でも、吸湿しやすい、しにくという場所が混在しているので髪の毛表面がなめらかにならないためです。
・髪の柔らかさ
また、髪の毛が細く、くせのあるひとは、広がるだけではなく髪の毛もペタッとしてしまうこともありますが、これも髪の毛の内部まで水分を含んでしまいボリュームがでづらいためです。
だから、髪の毛が湿気を吸い込むことで、広がったり、うねったり、つぶれたり。
しかも、乾燥していたり、ダメージをおっている髪の毛ほど湿気の影響をうけやすくなる。。。
ということは、元々髪の毛が均一に水分量を保っていれば、広がったり、うねりにくくなるハズですね。
そのために、梅雨時期は、トリートメントをしてあげることが、一番効果的だといえます。
・梅雨時期前から、髪の毛を傷ませないようにしましょう!ただ、梅雨入り前は、一年で最も紫外線が強い時期で、髪の毛はとてもダメージを受けやすい時期でもあります。真夏になるまえ、春からUVケアをして髪の毛を守ってあげましょう。
・そして水分を保てるよう状態にするためにも、日ごろから髪の毛のダメージを補修してくれるようなトリートメントをしてあげることが大事です。お家でするトリートメントも大事ですが、サロンでプロの方にしっかりトリートメントをしてもらうことがよりよい結果をもたらします。
・乾かす前は、潤いが逃げないように、必ず洗い流さないヘアトリートメントを毛先から中間につけてから、乾かします。特にクセ毛対応のアイテムは潤いを閉じ込めるようにできているものが多くあります。
・乾かす時も、根元から毛先にかけてキューティクルの向きに向けて乾かしてあげてください。なるべく8割くらい乾かしてから、ブローをしてあげてください。
・ブロー後は、しっかりと冷風の風を髪の毛にあてると、よりまとまり感が出ます。この時も、根元から毛先に向けて乾かして下さい。
・ブロー後は、目の粗いクシで髪の毛をブラッシングすると潤いが増します。髪の毛の水分がブラシをすることによって均一になりやすいので、しっかりとブラッシングしてください。ただ、目の細かいブラシでブラッシングをするとキューティクルがはがれてダメージにつながるので気を付けてくださいね。
・ブロー後も、また流さないトリートメントオイルなどを毛先から中間につけることで、水分を吸わないようにブロックしてくれます。
梅雨時期のおすすめのスタイル
特にくせ毛の方は、広がりやすく、全部おろしてしまうと大変だと思いますので、ハーフアップ(耳上くらいからの毛をまとめて下はおろすスタイル)や、ポニーテールなどをしてアレンジするとそこまで、広がりが気にならなくなりますよ。可愛いヘアゴムや髪飾りを使って梅雨も気分を上げて過ごして行きましょう。