デザインカラーの一種であるハイライトやローライトでは、髪の毛を部分的に分け取ってベースとは異なるカラーで染めていきます。
カラー剤の選択やハイライトの分量、入れる位置などでデザインの見え方が変わってきますが、それだけでなく、このときの分け取り方にもいろいろなテクニック方法があります。「ウィービング」や「スライシング」などと呼ばれ、そのままメニュー名になっていることもあります。
このページではこうしたバリエーションの実際の施術例や効果などを説明させて頂きます。
ウィービングとは「weave = 織る、編む」から派生しています。
カラーリングにおいては髪の毛をコームの柄などで縫うようにほそく細かくすくい取り、その部分をアルミホイルなどで包んで(ラッピング)ベースの色とは異なるカラーで染めるテクニックです。
・掬い取る量によって(細め・太め)見え方が変わります。
・全体を均一なカラーに染めた時と比べて毛流れを強調し自然な陰影がつきます。
・元々コントラストを作って染めるため、根元の地毛が伸びてきた時に境目がくっきりとつきにくいです。
・細目に掬い取るため、ベースのカラーから極端に浮かず上品な仕上がりです。
・ベースは地毛を生かしたハイライトのみの施術も可能です。
スライシングとは「slice =薄切り、切片」から派生しており、カラーリングにおいてはコームの柄などで髪を薄く面状に分け取り、アルミホイルなどでラッピングしてベースとは異なるカラーに染めるテクニックです。
・ウェービングよりもまとまった量の毛束で染め分けるため、わかりやすい陰影がつく。
・ウィービングよりも弱めのコントラストでデザインすることが多い。
・ショートやレイヤーの入ったスタイルにも効果的に立体感がつく。
バレイヤージュとは、ほうきで掃いたようなというフランス語から派生しています。カラーリングにおいてはハケ、または手指を使ってフリーハンドで線を描くようにカラー剤を塗布します。アルミホイルやラップなどで他の部分にカラー剤がつかないように、ベースと異なる色で染めていきます。時間差でさらに毛先の方に薬剤を伸ばすこともあります。
・ウィービングやスライシングよりもランダムでカジュアルな仕上がり。
・フリーハンドでの施術のため、即興性の高いデザインテクニック
・ウィービングよりもコントラストが強く、インパクトの強いデザインになる。
・アップスタイルなどアレンジにしてもデザイン効果が高い。
このように一口にハイライト・ローライトと言っても、実際の施術では様々なテクニックを使用してカラーリングをしています。どのようなテクニックを使用するかはスタイリストが選択していくことになると思いますが、なりたいスタイルや仕上がりを伝えてもらえばもらえるほどより満足のいく仕上がりになると思います。
デザインカラーの際はじっくりとカウンセリングをしてからチャレンジしてみましょう。
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