よく、お客様にヘアカラーはどれくらいもちますか?などの質問をいただくことがあります。
ヘアカラーがきれいにキープ出来ないと悩んでいる方も多いようですね。
その時に、自分の髪質がそうさせると思っている方も多いのですが、実はケア次第でヘアカラーの持ちが変わってきます。
ヘアカラーは、髪の毛を膨張させその中に色の粒(色素)を入れる仕組みです。仕上がったその後も、24時間は空気と触れ合うことでより髪の毛の内部に定着します。
しかし、仕上がったばかりの髪の毛はまだ膨張していて、お湯ですすいでしまうと色の粒も流れやすい状態です。
色の粒が流れ出てしまうことを、色落ち=褪色(たいしょく)といいます。
特にダメージ毛ほど水に馴染みやすく、色落ちしやすい状態です。さらにダメージ毛は髪の毛の中に入っているタンパク質も流れ出やすいので注意が必要です。
シャンプー剤には、界面活性剤が使用されています。界面活性剤は、水だけでは落としにくい油性の汚れなどを落とすために配合されています。
安価な界面活性剤は洗浄力が強く、頭皮の汚れだけではなく、頭皮に必要な皮脂やヘアカラーの色までも落としてしまいます。
シャンプー剤の容器の成分表記にラウリル硫酸、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩や石油由来の高級アルコール系などの表記があるものは避けるようにしましょう。
お湯の温度が熱いとキューティクルが開きやすく、タンパク質と共にヘアカラーの色味も落ちやすくなります。カラーをしたら、38度のお湯を使いましょう。
髪の毛に過剰な熱が加わりすぎてしまうと、髪の毛は傷み保湿力を失い、色落ちが進んでしまいます。
ドライヤーで乾かすときは、しっかりとドライヤーと頭皮の距離を保ちながら乾かしましょう。
詳しくは【髪の毛の上手な乾かし方】をご参照ください。
紫外線には、色素を分解する力があり、メラニン色素も分解してしまいます。
メラニン色素が分解されて少なくなると、髪の毛に負担がかかります。髪の毛を構成するのに必要なアミノ酸の結合も壊され、キューティクルが損傷し、その隙間から髪の毛内部のタンパク質が流出してしまいます。この時に、タンパク質と一緒にヘアカラーの色素も流れてしまいます。
お出かけをする際は、帽子や日傘をして出かけたり、髪用の日焼け止めスプレーなどをしたりして出かけしましょう。
当サロンでは、お客様の髪質に合わせたヘアカラーの調合を行っています。ヘアカラーの色持ちが悪いなど、カウンセリング時にスタイリストと相談していただくと、それを考慮したヘアカラーの配合をしますのでお気軽にご相談ください。
その他UVケア製品も多数ございますので、気になる方はスタッフまでお申し付けください。