Q.毎日アイロンで巻くのとパーマを毎回かけるのだとどちらが傷まない?

髪の毛にカールをつけて動きが欲しい。

毎日ヘアアイロンをするか、パーマを毎回かけるか、どちらが傷まないのでしょうか。

 

ヘアアイロンで巻くとどうなるのか

ヘアアイロンは熱でカールをつくる

ヘアアイロンは、熱を利用して髪の毛にカールをつくる道具です。太さや形も様々なものが販売されています。

巻き方や時間によっても髪の毛への影響も変わってきます。

 

当てすぎには注意

ヘアアイロンは、肌に当たれば火傷をしてしまうほどの温度でカールを形成します。

肌と同じように、髪の毛もタンパク質でできています。タンパク質は熱が加わると硬くなる性質がありますが、冷えたとしても柔らかくなることはありません(目玉焼きは冷めても目玉焼きですよね)。

ですので、髪の毛には肌よりも耐熱性があるとはいえ、ヘアアイロンの使い方を間違ってしまうと、髪の毛にとっても負担になります。

 

上手に使えばOK

ヘアアイロンを使う際には以上の事を踏まえ、しっかりと温度調整をし、髪の毛に当てる時間をコントロールしながら正しく使う必要があります。そうすれば、上手にカールスタイルを楽しむことができます。詳しくは、【髪の毛を傷めないヘアアイロンの方法】を参照して下さい。

 

 

パーマをかけると髪の毛はどうなるのか

パーマとは、パーマネントウェーブの略で、パーマネント「(半)永久的な」ウェーブ「波」という意味です。

実際には毎日のシャンプーやスタイリング、重力もありますので、半永久的といった方が正しいでしょう。

 

内部構造を変化させる

施術としては、薬剤とロッドという器具を使って、髪の毛の内部構造を少し変化させ、カールの形を形成します。

現在では熱を利用した方法や様々な薬品が開発されてきました。(詳しくは【パーマはなんでかかるのか】参照)

 

影響が残りやすい

薬品に含まれるアルカリ剤の影響、カールがつくことによる物理的な影響、様々な影響があります。

髪の毛は弱酸性の状態が健康なのですが、パーマをかける際に使用する薬剤に含まれるアルカリ剤の影響で、髪の毛はアルカリに性になります。アルカリに傾いた髪の毛は、髪の毛を守るキューティクルが開き乾燥しやすい状態です。

酸性の薬剤を使用するとしても、内部の組織構造を緩めますので、髪の毛がもろくなります。

 

ですので、毎回パーマをかけるという事は、髪の毛への負担をかけ続けるという事になりますので、しっかりと髪の毛の状態を見極めながらパーマをする必要があります。

 

 

まとめ

ヘアアイロンの方が傷まない

以上のように、どちらも髪への影響を意識し、考慮しながら利用する事でカールスタイルを楽しむことができますが、結論としては、ヘアアイロンの方が髪への負担を軽くすませられると考えられます。

  

パーマがダメなワケではない

ただし、パーマはNG!!ということではありません。ヘアアイロンを使う時間や上手に巻く自信がない方は、パーマをかけて希望のスタイルを作りましょう。

パーマがダメなのではなく、頻繁にかける時には気を付けねばならないということで、かけたパーマが落ちてきたなと感じても、すぐにかけてしまうのではなく、本当にパーマが必要か、美容師と相談しましょう。

 

 

自分の髪の毛はどうしたらいいのか迷ったら、ぜひサロンまでお越しください。お待ちしております。

  

 

 

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