髪の毛の外側はキューティクル(うろこ状)で覆われ、髪の毛内部の水分を保持するなど、保護の役目を担っています。
枝毛は、そのキューティクルが乾燥や過度な熱などによりダメージを受けて、めくれたり剥がれてしまい、そこから髪の毛が裂けてしまっている状態です。
枝毛は一度出来てしまうと元に治すことは出来ません。だからこそ、日々のケアが大切になってきます。
そこでこのページでは、枝毛を作らない方法についてあげてみましょう。
髪の毛は水に濡れると膨らんで、キューティクルも少し開きます。
そのまま乾いてしまうと、キューティクルが開きっぱなしで引っかかりやすくなったり、髪の毛自体の水分も飛んでいってしまい、とても傷みやすくツヤのでない状態です。
そこで、ドライヤーを正しく使うとキューティクルの閉じたキレイな状態で乾かすことができます。
まずはタオルで拭くことから始まります。タオルでゴシゴシこすらず、優しく髪の毛をはさみ、押えるようにしながら水分を取りましょう。ここでしっかりと水分をとっておくと、ドライヤーの時間を減らせます。
ドライヤーのかけ始めは、地肌、根元を中心に乾かします。この時、ドライヤーと頭皮の距離は最低でも15センチは離して乾かしましょう。
髪の毛がバサバサと巻きあがるようにドライヤーを当ててしまうと、そのままのバサバサな仕上がりになってしまいます。収まりよく、整った状態で乾かしてあげることがキューティクルをキレイに整えるコツです。根元から毛先に向けて風が当たるようにドライヤーをかけましょう。
9割温風、仕上げは冷風
9割くらい乾いたら(なんとなく湿ってるような気がする程度)ドライヤーを温風から冷風に変えて乾かします。冷風をあてることで、キューティクルがしまり髪の毛にツヤがでます。
【髪の毛の上手な乾かし方】も参考にしてください
紫外線はあらゆる物に影響を与えます。髪の毛も例外ではなく、肌と同じようにダメージを受けます。
髪の毛の主な成分であるタンパク質を損傷させ、水分を保持できなくさせてしまいます。そしてキュークルもはがれたり浮いたりして、枝毛の原因となります。
紫外線の対策としては、
1.出かける時は帽子をかぶる
2.日傘をさす
3.髪の毛用のUVスプレーをする(サンケア プロテクト ヘア ヴェールなど)
などの方法があります。
紫外線の髪の毛への影響についたはこちらも参考にしてください【髪の毛が傷む原因は紫外線にある?】
ヘアカラー剤やパーマ液に含まれるアルカリによって、髪の毛が膨潤します。
膨潤とは、ある物質を吸収することによって膨らむ現象です。水に濡れることでも髪の毛が膨らむと述べましたが、アルカリが入ることでそれ以上の膨らみが起きます。ヘアカラーの場合は膨潤させることによって、ヘアカラー剤の成分が浸透しますので、必要不可欠な要素なのですが、ヘアカラー剤を流した後、何もしなければ開きっぱなしになってしまいます。
パーマはヘアカラーと同じように膨潤させることでのダメージも起こりますが、さらにパーマのかけ方を簡単に説明すると、薬剤で髪の毛を構成するタンパク質のつながり切り離し、形を変えた状態でつなぎなおす事でカールを作り出しています。
ですので、ヘアカラーとは違ったダメージを受けます。
さらに、ストレートでキューティクルの整いやすい形状からカーブした隙間のできやすい形状になりますので、よりキューティクルがはがれやすく、乾燥もしやすい状態になります。
そのように、ヘアカラーやパーマの施術では髪の毛の状態が大きく変化します。
髪の毛は本来弱酸性の状態が安定していますので、サロン施術の仕上げではペーハー調整剤やヘアカラー専用、パーマ専用のシャンプー、コンディショナーなどを使用して、キューティクルの閉じた髪の毛の安定した状態に戻します。
また、ヘアカラーやパーマをサロンで行う際には、トリートメントメニューも必ずつけましょう。サロンで使用するトリートメントにも、髪の状態を安定させるような成分が使われていまます。
特にヘアカラー後のケアとして有効なアヴェダのカラーコンサーブ ストレングス トリートメントは色持ちケアだけではなく、キューティクルを保護しツヤと枝毛を防いでくれます。
パーマをかけた髪の毛は、水分が逃げていきやすいので、保湿力の高い、かつ重さを与えないようなアヴェダのビーカーリー デタングリング マスクが有効です。
毎月のように両方を繰り返すなど、過度にヘアカラーやパーマをしすぎると、安定する間もなくダメージを受け続けてしまうので、枝毛ができやすくなります。
髪の状態に合わせたスタイルを楽しみましょう。
市販されているシャンプーの成分の中に、高級アルコール系という洗浄成分をメインに使っているシャンプーがあります。
泡立ちが良いので摩擦が少なく良いシャンプーな気がしますが、実は洗浄力が高く、頭皮や髪の毛に必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥させてしまいます。
高級アルコール系
・ラウレス硫酸Na
・ラウリル硫酸Na
主にこれらが高級アルコール系の界面活性剤(洗浄成分)ですので、裏の成分表示をみて、この名前が書いてあるシャンプ―剤は避けましょう。
シャンプーの種類はとても多く、人によっても使う目的や髪質が違うため、このシャンプーが良い、悪いとはいいきれませんが、高級アルコール系の成分が含まれていないシャンプーであれば、頭皮と髪の毛への負担を減らすことができます。
最近ではクリームシャンプーという、きめ細かな泡立ちで髪への刺激の少ないシャンプーも存在します。
髪の毛が絡まっているのに強引にブラッシングをしてしまうと、髪の毛が裂けてしまい枝毛を作ってしまう原因になります。
以下の点に注意しながらブラッシングをしましょう。
1.毛先から少しずつブラッシング
2.あまり力をいれない
3.完全にもつれている場合は、手でほどいてからブラッシング
サンケア
プロテクト ヘア ヴェール
カラーコンサーブ
デイリー カラー プロテクト
ビーカーリー
デタングリング マスク
パドル ブラシ
このような目的、ライフスタイルに合わせたアイテムを使用すると、とても簡単に枝毛のケアをすることができます。
使えば絶対にできない、という事ではありませんが、日々のお手入れの手助けをしてくれることは間違いありません。
髪の毛は一日ではきれいにはなりませんが、日々のケアで変わるので、顔と同じように毎日ケアをする習慣を作りましょう。
B-dash AVEDA、B-Prime AVEDAでは髪のお悩みや求めるスタイル、状態に合わせた施術やスタイルのご提案を行っています。ぜひ、一度サロンまでお越しください。
出来てしまった枝毛については、こちらのページも参考にしてください【枝毛ができたらどうしたらいいですか?】